2010.02.07
前 史  1925年〜1927年  
小島良造牧師の県内牧会
小島師 1925
活水の群の小島良造牧師が、1925(大14)年1月、創立間もない伊勢原基督伝道館の牧師に就任、ただちに神奈川県の各地で家庭訪問・家庭集会などを行ない、広く牧会を開始された(〜1928.4)。その範囲は、平塚・茅ヶ崎・大磯・二宮・国府津・小田原・厚木・秦野・大山・高部屋・横浜・熱海などに及んだという。
厚木の相原家への家庭訪問
小島師は、夜におむすびとゴザを持って、相原家にしばしば家庭訪問された。そして、フサ夫人は、活水の群の創始者である柘植不知人牧師とも会い、夫妻は信仰に入り、1927年(昭2)年5月、共に受洗した。

■家庭集会時代  1927年〜1932年
相原時蔵・フサ夫妻の家庭集会  
1927(昭2)年には、相原時蔵の経営する万便社(自動車運送業)の社員とともに、家庭集会が開かれた。それが当教会の前身となり、厚木伝道の本格的な開始となった。
神山秀雄牧師の就任
神山師 1930
その後2年ほど無牧が続いた家庭集会だったが、1930(昭5)年2〜3月ごろ、平塚基督伝道館から初代神山秀雄牧師を迎え、大きな転機を迎える。任期は2年8、9か月であったが、その間、信徒が飛躍的に増加し、教会創立を果たされた。

■伝道館時代  1932年〜1941年
借家での正規の教会集会
1932(昭7)年に入り、今の厚木小学校の入口付近(現、松枝町)に平屋建て家屋を借り、正規の教会集会、つまり神山秀雄牧師による主日礼拝が始められた。
教会創建と教会創立
同1932年、弁天町(現、寿町)の長福寺近くに、平屋の家屋を改造した教会堂が創建され、7月10日〜17日、厚木神社前の空き地で天幕伝道集会が行なわれ、厚木基督伝道館として教会が創立された(創立記念日7月10日)。
柴勇牧師の就任
柴勇師 1934
1933(昭8)年10月過ぎに神山師が辞任されて後、安井満寿伝道師・福沢友男牧師による平塚基督伝道館教師の牧会を経て、翌年10月、正式に柴勇牧師が就任された。
活水の群への所属
1937(昭12)年12月、活水の群への所属が神奈川県に認可された。

■厚木上教会時代  1941年〜現在
日本基督教団への所属
1941(昭16)年6月、日本基督教団設立と活水の群解散に伴い、当教会が教団所属となり、教会名も「厚木上教会」に変更され、現在に至る。
旧教会堂の献堂
終戦間もない1946年(昭21)年7月、相原時蔵が現教会の土地を購入したものの、戦後の資材不足で会堂建築は滞ったが、米国進駐軍の協力により、厚木基地内の旧日本海軍の兵舎と事務所2軒の解体資材の提供を受け、1947(昭22)年7月14日、旧教会堂が献堂された。

旧教会堂完成 1947.7

十字架塔 2000.7

会堂内部 2000.1
その後、教会は、1953(昭28)年12月に宗教法人となり、翌1954年に付属保育園が開園し(〜1998年)、1980(昭55)年2月に現教会土地を相原フサ夫人から安価で譲り受け、1983(昭58)年6月に教会墓地(厚木霊園内)も捧げられ、教会としての形が整った。
柴適伝道師の就任
柴適師 1983
1973(昭48)年4月、柴適伝道師を招聘し、当教会は再び大きな転機を迎えた。礼拝やさまざまな教会行事、多くの教会組織が充実し、教会が内部から大きく変わり、信徒も拡大していった。
そして、10年後の1983年4月、柴勇牧師に代わり、当教会牧師に正式に就任された。
年間伝道計画
柴適師が牧師に就任された1983年から3年間、湘北地区協力宣教師リチャード・B・ノルトン師が当教会に親しく関わられ、新牧師を支えると共に、礼拝と教会活動に指導的な役割を果たされた。なかでも年間伝道計画は、日本宣教33年間の最後の1985(昭60)年度の1年間、当教会でほぼ完全な形で実習され、今日に継承されている。 
   参考:『主のあしあと−厚木上教会創立75周年記念史−』

ノルトン師1985
会堂建築計画
旧教会堂の老朽化に伴い、新しい会堂建築の計画が進められ、1982(昭57)年の公表による献金活動の開始、1987(昭62)年から4期・15年にわたる委員会活動により、実に20年の歳月を経て、教会創立70周年である2002(平14)年9月に現教会堂が完成した。その間、私たちは、人間の思いをはるかに超えた主の思い、祈りによる一致、主への委ねの大切さなど、多くの信仰の学びと、想像を超えるさまざまな貴重な体験をすることができた。
   参考:『主のあしあと−厚木上教会創立75周年記念史−』   
なお、新教会堂完成の翌2003(平15)年、柴適牧師が桜美林学園の教職(専任)に就かれたため、高野多太彦牧師が同年8月から2007年3月までの2年8か月間、当教会の第4代牧師を務められた。そして、同年4月、柴適牧師が第5代牧師として再び就任された。
高野師2007
教会史編纂
新教会堂完成5年後の2007(平19)年を当教会の節目とし、記憶がなくならない間に教会に保存されている全史料を整理し、後世に伝えるべき当教会の伝統や特徴をまとめつつ、あわせて教会内部の整備と充実を図り、それらを将来の指針として示すことを目標に、2年半の編纂の期間を経て、2007年12月、当教会初の本格的な教会史『主のあしあと−厚木上教会創立75周年記念史−』を刊行した。
この記念史は、主が当教会をいかに恵まれてきたかの証しであり、また、さまざまな情報、とくに活水の群関係記事および資料・年間伝道計画・会堂建築計画(年表付)・規約などの情報も掲載している。他教会の参考となれば幸いである。
細井茂徳牧師の就任    細井師2013
2013年4月1日、細井茂徳牧師が当教会第6代牧師として就任された。そして、ご家族(妻・お子さん2人)と牧師館に住まわれ、5年間牧会された。
柴適名誉牧師の就任
2015年8月9日の礼拝での就任式により、柴適名誉牧師(前述)が当教会として初めて就任された。また、2018年4月1日から1年間、牧師代務者に就任された。
金澤正善牧師の就任  
金澤師2019
2019年4月1日、金澤正善牧師が当教会第7代牧師として就任され、ゆう子夫人とともに牧師館に住まわれた。
 
飯田輝明牧師(代務牧師)・佐藤貴仁師(伝道師補)の就任
2022年4月1日より、溝ノ口教会の飯田輝明牧師が代務牧師(1年間)、佐藤貴仁伝道師が牧師館に住まわれ牧会される(2024年度まで3年間)。
  飯田師・佐藤師
 
中野通彦牧師の就任
2025年4月1日より、当教会出身の稲城教会の中野通彦牧師が就任され、祐子夫人とともにお世話いただくこととなる。

中野師2025

詳しくは、当教会史『主のあしあと−厚木上教会創立75周年記念史−』(2000円・送料別)。
 〒243-0018 神奈川県厚木市中町3-17-22 厚木上教会・広報部 TEL046-221-0932



                              教会案内へ戻る

2011年度:教会創立79周年

厚木上教会の教会史 主のあしあと

教会史